洞爺湖 温泉宿|湖の栖で過ごす静かな湖畔のひととき

湖と山に包まれる、心ほどける宿「湖の栖」で過ごす時間
北海道・洞爺湖のほとりに、まるで自然の一部になったような静けさを味わえる宿「ザ・レイクスイート 湖の栖」があります
旅に出るとつい予定を詰め込みがちですが、この場所では深呼吸をひとつして、目の前の景色に身を預けるだけで十分
忙しさを手放し、ただ自然と過ごす そんな旅の記録を綴ります
札幌で、塩気と甘さのはじまり
札幌に到着したのは日が暮れた頃
夜ごはんは札幌の人気店「信玄」で味噌ラーメン
行列に並んででも食べたい一杯だった

四月の夜は、まだ少し寒くて肩をすくめながら歩いた
ホテルに荷物を置いて、そのまま「シメパフェ」を食べに向かった
あたたかい灯りに吸い寄せられるように、ふらっと扉をくぐる
店内は静かで、照明がやわらかかった
ネルドリップのコーヒーも、お酒も並んでいたけれど
この夜は、甘いものだけでいいと思った
この日は、塩キャラメルとピスタチオのパフェを
甘さのあとに、ほんの少しだけ苦みが残って
それがどこか、夜の札幌に似合っていた
旅の始まりを、ゆっくり感じていた

小樽で味わう、海の香りと炭火の昼ごはん
翌日、小樽へ
観光のにぎわいを少し離れ、海沿いの落ち着いたエリアへ
炭火でじっくり焼かれるニシンの香ばしさに、席に着く前から心をつかまれる 目の前で焼かれる魚、海の匂い、風の音、贅沢な昼ごはんだった

そして、刺身、木箱にたっぷり盛られたウニ
旅のときくらい、こういうごほうびがあってもいい

ウィンザーホテル洞爺で静かなティータイム
そのあとは少し遠回りをして、丘の上のウィンザーホテル洞爺へ
ロビーの窓いっぱいに広がる景色は、まるで絵のようだった
静かな空間に身を置くと、さっきまでのにぎわいがふわりと遠くに感じられる
ケーキと紅茶をゆっくり味わいながら、景色を眺めていた
ロビーの外に出てみると、まだ雪の残る地面に、冬と春が交差する空気が漂っていた
少し歩いた先、反対側から見えたのは、丘の上から望む羊蹄山
まだ少し冷たい風が吹いていたけれど、その風景はどこかやさしくて、次の目的地へ向かう気持ちを整えてくれた

湖のそばに佇む宿、「湖の栖」へ
「ザ・レイクスイート 湖の栖」は、洞爺湖のすぐそばに静かに佇む宿
エントランスのドアが開くと、水盤に灯りが映る幻想的なアプローチが目に入る
館内に進むと、落ち着いた色合いのロビーと、その先には静かに広がるラウンジ
窓の向こうには、湖と、その奥に羊蹄山の姿
穏やかな景色に迎えられて、旅の時間が少しだけゆっくりと流れ出すのを感じた

客室で過ごす、静かな午後と温泉時間
テラスにはランタンが灯り、ソファに腰を下ろすと、湖の気配がそのまま届いてくる
部屋の中まで届く光と水のきらめきに、少し幻想的な空気が漂っていた

大浴場へ向かうと、湯けむりの向こうにかすかに湖が見える露天風呂
インフィニティ露天風呂のような感覚で、自然とつながっているように感じる
静かに耳をすますと、水音と風の音だけがゆっくりと響いていた
肩まで湯に浸かりながら、心も体もふっとほどけていくのがわかった
部屋には半露天風呂の温泉もあり、夜は静かな景色を眺めながら、ゆっくりと湯船に浸かることができた

ごはんの時間を楽しむ
夕食はレストラン「The 洞爺」にて
ハーフビュッフェ形式で、メインの和食とともに好みの料理を自由に選べるスタイル
ステーキ、天ぷら、寿司、刺身と、目の前で仕上げられる料理の数々にわくわくする
地元の食材が多く使われていて、どれも素朴でやさしい味がした
外が少しずつ暗くなっていくのを感じながら、ゆっくりと箸を進める
朝食はオールビュッフェスタイル
カウンターには和食を中心にたくさんの料理が並び、中でも目を引いたのは、いくらを好きなだけのせられるコーナー
炊きたてのごはんにいくらをたっぷりかける贅沢を、朝から体験できるのはうれしい
だし巻き玉子や焼き魚、季節のフルーツも並んでいて、旅の朝をゆたかに彩ってくれる
帰り道も、静かな余韻の中で
帰りはニセコを通って
山あいの景色を楽しみながら空港へ向かった
美味しいと聞いていたお店に寄り道できなかったのが、ひとつだけ心残り
それでも次はもっとゆっくり時間をとって、
季節ごとの楽しみを見つけたいと思った
帰りの車窓を流れる景色を眺めながら
またこの場所に戻ってこよう
そんな気持ちだけを連れて、旅が終わった
── Nelle. diary より
旅の情報
ザ・レイクスイート 湖の栖
住所:北海道虻田郡洞爺湖町洞爺温泉7-1
詳細は公式サイトでご確認ください。
🪄 ご予約はこちらからできます
平谷村 |高原カフェ「こもれび」で味わう森の時間
薪の煙ゆれる山のカフェで、春を味わう
長野県 平谷村の高原にひっそりと佇む「高原カフェ こもれび」 小さな看板を頼りに林を抜けると、まだ薪ストーブの煙が立ちのぼる季節 静かな山あいに、やさしいご夫婦の営むカフェがあります

電波の届かない、ほんとうの静けさ
ここでは携帯の電波も届きません けれどそれがかえって、目の前の自然と、料理と、人との会話にまっすぐ向き合える時間をくれます
ふと見上げれば、霧の向こうに新緑が揺れ 薪のはぜる音に耳を澄ませながら、深呼吸する—— そんな“何もしない”が贅沢に感じられる場所です
土日限定・10食の「こもれびランチ」
この日のメニューは、土日限定・1日10食の「こもれびランチ」 まず運ばれてきたのは、地元野菜のサラダと、人参のポタージュスープ

野菜の新鮮さとスープのやさしい甘さが、最初のひと皿として心地よく身体にしみわたります
続いて登場した前菜には、地元で採れたばかりの山菜がずらり わらび、ふき、イタドリなど、この時期ならではの恵みが小皿に美しく並びます どれも丁寧に下処理されていて、えぐみもなく香り高く、春の息吹をひとつひとつ味わうような時間が流れていきます
なかでもイタドリについては、ご主人が子どもの頃の話を交えながら教えてくださいました 「小学生のころ、学校の帰り道にこれをポキッと折って、よくかじってたんですよ」と ただの“旬の一皿”ではない、土地の記憶に触れる前菜でした
メインは、やわらかな春キャベツで包まれたロールキャベツ

煮込まれたやさしい味わいに、どこか懐かしさを感じさせてくれます キャベツの甘みと、ふんわりとしたひき肉のやさしさ 一口ごとにじんわりと心がほどけていくようでした
桜の香りに包まれて、余韻の時間を
食後には、コーヒーゼリーと、桜の花が一輪浮かぶ桜茶

白く小さな花がゆっくりと開き、ほんのり塩気を含んだ香りが口の中にそっと広がります。 花の香りとやわらかな余韻に包まれて、気づけば静かに息を整えていました
こもれびのように、そっと心に灯る場所
自然とともにある暮らし、ていねいな手仕事。 そして、迎えてくれる人のやわらかさ
「高原カフェ こもれび」で過ごした時間は、 日々のあわただしさを忘れて、自分の呼吸を取り戻すようなひとときでした
📍 高原カフェ こもれび
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所在地:長野県下伊那郡平谷村737−134 (詳細はGoogle Map等をご確認ください)
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営業日:土日のみ営業(冬季休業あり)
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ランチ:数量限定/「こもれびランチ」
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電波:携帯電波は届きません(Wi-Fiなし)
- 公式サイトはこちら
- https://caffekomorebi.web.fc2.com/
カフェのあとは、少しだけ車を走らせて「ひまわりの湯」へ
とろっとした肌ざわりの天然温泉、じんわりと気持ちがゆるんでいきます
食事ができる休憩スペースは広くて、時間もゆったり
展望台やキャンプ場、スキー場もあるそうで、山あいの静かな暮らしに少しだけ触れたような気分に
※JAF会員は割引あり
▶︎ 公式サイトはこちら
https://hiraya-himawarinoyu.com
日帰り温泉には、乾きの早いガーゼタオルを持っていくのが定番
ちょっと小さめサイズがコンパクトでおすすめです
おすすめはこちら
https://item.rakuten.co.jp/angers/151663/
やさしいごはんと、やさしい人たち
ふとした日に思い出して、また行きたくなる場所でした 次はもう少し、時間に余白をつくって訪れてみたいと思います
奥入瀬渓流 散策|水音に包まれる時間と青森屋で過ごすひととき

奥入瀬の静かな水音と、青森屋のぬくもりある灯りに包まれて
奥入瀬渓流の静かな水音と、青森屋のぬくもりある灯りに包まれて。自然とアート、文化と遊びがちょうどよく混ざり合う2泊3日
星野リゾートの「奥入瀬渓流ホテル」と「青森屋」
まるで真逆のようなふたつの宿をめぐるうちに
青森という土地の やわらかさと奥深さに触れた気がした
はじまりの景色
青森空港から車を走らせ 深くなる緑のなかを抜けていく
道沿いに見えてきたのは、冬に雪が積もることで知られる酸ヶ湯温泉
硫黄の香りがふっと車内に入りこんでくる
けれど今回は通り過ぎて、さらに奥へと進んだ
やがて、木々の切れ間からひらけた景色が現れた
エメラルド色の静かな沼が、山あいに静かに広がっている

名前もわからないその沼に惹かれて、車を止めて外へ出る
風にそよぐ葉の音と、水面に映る空 時間がすこし止まったようだった
その沼から視線を遠くに向けると 八甲田山がやわらかく浮かんでいた
山の稜線と 水面に映る空の色が ゆっくりと重なっていく
静かな沼をあとにして 車は再び森のなかを進んでいく
広葉樹のトンネルを抜けると 鳥のさえずりと風の音に迎えられるように
奥入瀬渓流ホテルにたどり着いた
自然と調和するホテル
エントランスにあったのは 石造りの焚き火
揺れる炎が 森と建物をやさしくつないでいるようだった ただ静かに燃えていた

その明かりを見ているだけで 心が少し落ち着いた
建物は 風景の一部のように 佇んでいて
この場所にあることが ごく自然に思えた
木の扉をくぐると 柔らかな照明と奥行きのある空間
奥のラウンジに進むと
そこにある大暖炉の上に 岡本太郎の《森の神話》が掲げられていた

山の静けさに呼応するように
その存在が 空間の空気をかたちづくっていた
紅葉の季節には ここから見える景色も格別なのだろう
森を抱く客室で
部屋の窓からは 真っすぐな木々と深い緑
ソファに腰かけると すぐそばで葉の音までも聞こえてきた

夕暮れどき カーテンを開けたまま
部屋の灯りだけが静かに灯る時間がとても好きだった
雲井の滝へ
ホテルには 渓流沿いを走るシャトルバスがあって
好きな場所で途中下車しながら 自然を楽しむことができる
そのバスで立ち寄ったのが 雲井の滝

苔むした看板と 静かに流れる水音
その場に立ち止まると 時間がすこし緩んでいくようだった
ガイド付きのオープントップバスも運行されていて
十和田湖まで 森の景色を眺めながら走り抜けるのもまた特別な体験
夜はりんごと地元の味覚で
夕食・朝食ともにビュッフェスタイル
「青森りんごキッチン」と名づけられたダイニングでの食事は
りんごの照明が灯る空間ごと この土地を味わうようだった

りんごが舞う空の下で、青森の恵みをいただく
りんごジュース飲み比べも楽しくて
りんごを使ったサラダや前菜 温かい料理にデザートまで
どの一皿にも工夫が感じられて 思わず食べすぎてしまう
野菜やとうもろこしと一緒に炊かれていたスイカが 少し驚きだった
意外と好評らしい
のっけ丼や煎餅汁など 青森らしい味に出会えるのも
このホテルの楽しみだった

そして実はこの旅でアップルパイを三度もいただいていました
最初は渓流リゾートの隣にある渓流館で出会ったタルトタタン
しっとりと焼かれたりんごに静かな空気がよく似合います
二度目は渓流リゾートでの夕食時
口コミでも話題だったアップルパイとアイスクリームの組み合わせをさっそく試してみることに
パイをくずしてアイスにのせてひとくち サクサク とろっ 温かさと冷たさが口の中でとけあう幸せ
三度目は旅の締めくくり 青森駅近くのA-FACTORYにて
お土産探しの合間に立ち寄ったカフェで最後のアップルパイを
店員さんの手描きイラスト入りのアイスコーヒーと一緒にほっと一息

青森屋へ
翌朝 宿のバスで青森屋へ移動
ここは一転して 青森のお祭りをテーマにした賑やかな宿
館内のあちこちに ねぶたの飾りや提灯が並び
足湯や広場 浴衣で散歩できる屋外の道も整っていた

チェックインの後、蛇口から出るりんごジュースを飲んだ
ちょっとしたことなのに なんだか嬉しくなってしまった
青森屋の夜|夕食から、ねぶたの時間へ
夕食は まるでお祭りの縁日をそのまま映したようなにぎやかさだった

屋台のようなカウンターが並び
焼きホタテや天ぷらの香りがあちこちから漂ってくる
ご当地の味も多くて お米もおいしかった

そのあとは
ホテル内の「みちのく祭りや」へ
祭りの音と跳ねる夜
夕食のあと向かったのは
ホテル内の「みちのく祭りや」

青森ねぶた祭りを模したショーが毎晩行われていて
色鮮やかな山車が並び 音と照明に照らされて静かに迫ってくるようだった
跳ねる人 太鼓の音 笛の旋律
館内とは思えないような熱気に包まれて
本当に祭りの中に紛れこんだようだった

獅子舞のような 縁起のいいトラが観客の近くまで歩いてきて
笑いがこぼれる場面もあった
このトラは 東北に伝わる伝統芸能「虎舞」
冬を越え 春を喜び 夏の力強さを表現するー
青森の一年を象徴する踊りだという
最後には客席からもハネト体験に参加できる時間があって、
かけ声に合わせてみんなで跳ねてみた
ラッセラ ラッセラー
掛け声のリズムに気持ちが跳ねて、太鼓の音がすっと入ってきて、
なんだか、こころがほどけていくような、そんな夜
リズムが自分の中に込んでくるような気がした
祭りのあとは
ぬるっと肌を包むような 良質な温泉にゆっくりと浸かって
この旅最後の夜が しんと静かにふけていった
朝 広場に流れていたのは
津軽弁のラジオ体操
耳慣れたはずのリズムなのに どこかユーモラスで
体も 気持ちも ほどけていくのを感じた
おわりに
ふたつの宿で過ごした時間は
自然に身を委ねることの心地よさを
思い出させてくれるようだった
季節が変われば
森の色も 空気も まったく違う表情になるだろう
次は 秋の紅葉の中で
もう一度 あの焚き火を眺めてみたい
📍この日訪れたところ
奥入瀬渓流ホテル(星野リゾート)
青森県十和田市大字奥瀬栃久保231
公式サイトはこちら
楽天トラベルでこの宿を予約する
青森屋(星野リゾート)
青森県三沢市古間木山56
公式サイトはこちら
楽天トラベルでこの宿を予約する
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📍あわせて読みたい
🔗 静かな湖畔で過ごす「湖の栖」の旅はこちら
https://nelle.hatenablog.com/entry/2025/06/14/
京都・岡崎でモーニング|祇園「川上」で味わう夏の静けさ
京都 岡崎 モーニング|Lignumで始まる静かな朝時間
朝は岡崎の「Lignum」でモーニングからスタート

白を基調とした清潔感のある店内に、焼きたてのパンの香りがふわっと広がる
奥にはパンがずらりと並ぶコーナーがあり、自家製パンを好きに選べるスタイルが楽しい 朝から開店を待つ人もいるほどの人気ぶり
朝イチだったため、パンはまだすべて出揃っていない時間帯
それでも、焼きたての香りに誘われて次々と人が訪れていた

奥のカウンターに並ぶ自家製パンの他に、オープンサンドやフルーツたっぷりのパフェも人気のようで、
次に来るときは、そういった別のメニューも楽しんでみたい

注文していただくフレンチトーストは、表面がキャラメリゼされていて、ナイフを入れるとカリッと音がする
外はざっくり、中はしっとり
甘さもほどよく、香ばしさとのバランスが絶妙
他ではなかなか出会えない食感と味わいだった
添えられた季節のスープも、やさしい塩気と香りで体がゆっくり目覚めていく感じ
平安神宮でひと呼吸
食後は、すこしだけ平安神宮に立ち寄ってお参り
真っ青な空に映える大鳥居をくぐって、境内をほんの少し歩く
その空気感が、不思議と記憶に残っている

祇園「川上」で味わう夏の静けさ
昼食は、祇園・花見小路の奥にある「川上」へ
華やかな通りを抜け、細い路地を進んだ先にひっそりと佇む、町家づくりの落ち着いた料亭
この日は真夏の昼間で、外は照り返しの強い陽射しと観光客で賑やかだったけれど、
控えめな看板の前で立ち止まると、通りの空気とは異なる、やわらかな気配が流れていた

案内されたのは畳の個室
黒塗りのお膳には、箸と手拭いが端正に置かれていて、
席に着くと、自然と背筋が伸びた
料理を迎える場として、すでにしつらえが整っていた

予約の時にささやかな記念日であることを伝えていたら、
朱色のちいさな椀に入ったお赤飯が、ひと品そえられていた

一皿ごとに趣の違う料理が静かに運ばれてきて、
器には控えめなあしらいと艶があり、
声に出されることのない心ばせが、そっと添えられていた
一皿というより、もてなしのかたちが、目の前に静かに置かれていくようだった


食後、玄関先でお店の方がそっと見送ってくれたとき、
何でもないようでいて、丁寧な余韻を残してくれた
この一日が、どこかの節目や、特別な記憶として思い出されるなら、
それにふさわしい静かな京都だった
おわりに
日々の慌ただしさからほんの少し離れて
ひとつひとつ丁寧に味わいながら過ごす京都の時間は、
季節の風や空気の匂いまでも記憶に残してくれるような気がします
また、ふと思い出した頃、
別の季節の京都にも、そっと会いに行きたくなりそうです
📍 この日訪れたところ
Lignum(リグナム)
京都市左京区岡崎円勝寺町36-1
https://www.instagram.com/lignum_kyoto/
平安神宮
京都市左京区岡崎西天王町97
祇園 川上
京都市東山区祇園町南側570-120
http://www.gion-kawakami.co.jp/
※営業時間・定休日・参拝情報は、各公式サイトにて最新の情報をご確認ください
京都 カフェ巡り|小川珈琲と鈴虫寺をめぐる初夏の散策時間
京都の静かな朝、小川珈琲と鈴虫寺をめぐって——野呂でゆったりランチ
初夏の静かな朝、京都の街を進んでいくと、ふと立ち寄りたくなる場所がありました
少し観光地から離れた、「小川珈琲本店」 静かなエリアにひっそりと佇むその空間はゆっくりと朝を過ごすのにぴったりです
注文したのは、たまごサンドとシャキシャキ野菜のサラダ、それにカフェラテ

ふわふわのたまごと、ミルクたっぷりのカフェラテ
やさしい朝にちょうどよかったです ラテアートのかわいさに、朝からほっこり
店内は木のぬくもりを感じる落ち着いた空間で、ゆっくりと朝の時間を味わえました
鈴虫寺(華厳寺)で、鈴虫と説法に耳を傾ける
朝食のあとに訪れたのは「鈴虫寺(華厳寺)」
一年中、鈴虫の声が聞こえる珍しいお寺です

木漏れ日のなか、鈴虫の声に導かれるように階段をのぼっていきます
説法では、大切なことを静かに教えてくれながら、ユーモアのある語り口に、思わず笑みがこぼれました
静かな空間に、鈴虫の声だけが響いていて、その音に包まれていると、季節がふっと切り替わったような気がしました
「一願成就」で知られるお地蔵さまに、ひとつだけ願いごとをお願いしてきました
(わらじを履いて願いを叶えに来てくれるお地蔵さま、ちょっとロマンがあります)
リストランテ野呂で贅沢ランチ
少し早めに向かったのは「リストランテ野呂」
外観は和の趣きがあるけれど、中はスタイリッシュで落ち着いた空間

気づかないうちに通り過ぎてしまいそうな、さりげなさ
ランチコースは、まるでアートのような前菜プレートからスタート
海老や鮮魚のカルパッチョ、アボカドのムースなど、ひとつひとつに丁寧な仕事が感じられる品々が並びました

いろとりどりのひと皿
ほんのり立ち上る香りに、手を止めて見つめてしまいました
続いては、手打ちパスタに魚介たっぷりのトマトソース
旨味がぎゅっと詰まっていて、もちっとした麺との相性も抜群

魚介の旨味をまとった手打ちパスタ
トマトの酸味がやさしくて、あたたかい
メインは、デミグラスソースのメンチカツ
外はカリッと香ばしく、中は肉汁あふれるジューシーさ
たっぷりとかかったデミグラスソースは、コクが深くてまろやか

香ばしさとやわらかさのコントラストが絶妙でした
食後のデザートは、ナッツがたっぷり入った濃厚なアイス
紅茶と合わせて、最後まで満ち足りた時間に

小さなアイスと一杯の紅茶
その静けさが、ランチの締めくくりにぴったりでした
全国から選び抜いた食材を贅沢に使い、ひと皿ごとに違った表情で迎えてくれる料理たち イタリアンをベースに、和や洋のエッセンスがほどよく重なり合って、ここでしか味わえない特別な時間になりました
お店の方の所作や言葉の端々にも、穏やかで気持ちのいいあたたかさがありました
静かにていねいで、それがこの空間を、より美しくしているようでした
おわりに
朝のカフェタイムからはじまり、心が整うお寺時間、そして少しだけ贅沢なランチ
ゆったりしたテンポで過ごす京都の時間、とても満たされました
次はどこを歩こうかな
常滑で人気のモーニング ノアゼットで味わうスイス仕込みの朝
ノアゼットで迎えるやさしい朝
愛知県常滑市の郊外、緑豊かな庭を抜けると、真っ白な外観が目を引く一軒のお店
「ノアゼット」は、スイス出身のオーナーが営む、スイスパンとモーニングが楽しめるベーカリーカフェです
静かな住宅地にたたずむ、やさしい空間
店舗は住宅地の一角にあり、目立つ看板などはなくても、地元ではすでに多くの人に親しまれています 木々に囲まれたテラス席では、愛犬と訪れることもできる、犬OKのカフェとしての一面も

天気のいい日は、朝の光を感じながら屋外で過ごす時間も心地よく、日常の中のちいさな贅沢を感じられます
人気の「山小屋モーニング」をいただく
この日いただいたのは、人気の「山小屋モーニング」
木のトレイに盛られたセットには、目玉焼き・サラダ・手作りベーコン、そして自家製の三つ編みパンが添えられています

三つ編みパンは、表面がつやっと輝き、もっちりとした食感が印象的。生地のやさしい甘さがふわりと広がり、朝の時間にぴったりの味わいです
さらにショーケースから、追加でスライスアーモンドがたっぷりのパンを選びました
表面は香ばしく、アーモンドの風味と控えめな甘さがバランスよく、朝のひとときをさらに豊かにしてくれました
モーニングメニューはこのほかにも スイス発祥のミューズリーモーニング(ヨーグルトに漬けたオートミールとフルーツ)
ショーケースから好みのパンやスープなどを選べるモーニングなどがあり
その日の気分で“わたしだけの朝ごはん”を作れる楽しさも魅力のひとつです

テイクアウトで味わう“ノアゼット時間”
ノアゼットでは、店内で過ごすモーニングタイムはもちろん、テイクアウトを目的に訪れるお客さんも多くいます 地元の方々が家族への朝食や手土産にとパンを選ぶ姿が印象的で、店内にはその日の気分に合わせて選べる種類が並びます
一番人気はプレッツェル
香ばしく焼き上がった生地とほどよい塩味、独特の食感が特徴で、リピーターも多い一品です
そのほか、スイスの伝統的なパンやサンドイッチ、焼き菓子、自家製アイスも豊富
キャロットケーキにアイスを添えて、自分好みにカスタムしているお客さんの姿も
ひとりひとりの“お気に入りの楽しみ方”ができるのも、この店ならではの魅力です
ていねいな手仕事が詰まったひととき
ノアゼットのパンはすべて店舗で手作り
スイス仕込みのレシピと、素材への誠実さが詰まったパンたちは、どれも素朴で飽きのこない味です
スタッフのあたたかな対応も印象的で、訪れる人をやさしく迎えてくれます
日常の中で、ちょっと特別な朝を過ごしたくなるような、そんな常滑のモーニングスポットです
ノアゼット(Noisette)
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所在地:愛知県常滑市(※詳細は公式Instagramをご確認ください)
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駐車場:9台
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設備:バリアフリー対応(ベビーカーでも安心)
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席:テラス席あり(犬連れOK)
https://www.instagram.com/noisette_bakery/
朝だけでなく、ランチタイムもまたこのお店の魅力のひとつ
サンドイッチやスープ、キャロットケーキなどから選べるセットがあり、どのメニューにもパンが添えられた、ノアゼットらしいやさしい昼の時間が楽しめます テイクアウトも可能なので、朝と昼、気分に合わせて訪れてみたくなる場所です